「口がつらい」──言わなきゃよかった、言えなかったあの言葉
2025年 06月 10日
ふとした拍子に
心の奥でリフレインしてしまう言葉って、ありませんか?
「あんなこと、言わなきゃよかった」
「あのとき、本当はこう言いたかった」
声には出せなかったけど、
心の中で何度も繰り返してしまう「後悔のことば」の数々。
それはまさに、
六根の“口”がつらくなっているサインです。
口から出た言葉は、
たとえその場が終わっても、
言霊(ことだま)として残り続けます。
良い言葉は自分も周りも軽くし、
きつい言葉や後悔の言葉は、
自分の中に“とげ”のように残ってしまうことも。
六根清浄では、こう説かれています。
「口に不浄を言いて、心に不浄を言わず」
口から出てしまった言葉がどんなものであっても、
そのあと心の中まで曇らせないようにという智慧です。
誰かに怒りをぶつけたあと、
すっきりするどころか、
心がギュッと苦しくなった経験はありませんか?
あるいは、大切な場面で
「ほんとうの気持ち」が言えなかったこと。
その“口を通して感じた後悔”が、
あなたの氣を曇らせてしまうのです。
誰かに言えなかったこと、
言ってしまったこと。
それをそのまま、自分のために書き出してみてくださいね。
紙に書くことで、
言霊のエネルギーは少しずつ「外側」に出ていきます。
自分の思いを自分がまず聞いてあげることで、
氣は自然と浄化されていきます。
明珠の遠隔レイキセッションを受けられた方が、
よくこう言ってくださいます。
「喉の奥が、やわらかくなった気がします」
「言えなかった言葉が、涙になって出てきました」
レイキのやさしい波動は、
無理なく、でも確かに
心の奥にある“言葉にならない感情”に届きます。
言わなくてもいい。
でも、ちゃんと感じてあげて、
やさしく手放していく。
そんなプロセスを、そっと後押ししてくれるのです。
本当は言いたかったこと。
言いすぎたこと。
それらを祈りの言葉に変えることもできます。
「守ってくれてありがとう」
「わかってもらいたかった」
「わたしも、あなたも幸せでありますように」
そんなふうに、
“祈る言葉”は、自分の心も清めてくれます。
🌱次回予告
第5回は、
「身がつらい」──体に触れてくる“いやな感じ”をどう流すか
をテーマにお送りします。
この記事は明珠が書きました。